Gallery OUT of PLACEディレクター
1959年奈良県山添村で生まれる。
イノシシ年生まれ、蠍座、血液型B型 というとほとんどの人が引く。
1987-92 大阪、奈良で内科の医者として働いていたが、全く医者としてのアイデンティティをもつことができず、
92年秋突如フランスで写真を学ぶことを決意し渡仏。(もちろんその裏では準備を始めていたのだが。)
92ー94 南仏エクサンプロヴァンスで仏語を学びながら写真とアートを学ぶ。
94夏 パリに引っ越す。バスチーユ近くの屋根裏アパートで生活をはじめる。
パリではただひたすら写真を撮ってはプリントし写真ギャラリーにプレゼンするという生活を送った。
ほとんど陽の目を見ず。お金を使い果たし、精神的にも疲労感が見えつつあったため、99年秋帰国。
99年冬から医者の再研修をし、’03年夏まで故郷の奈良の田舎で内科医として働く。
その間に母が癌を発病、’03年5月他界。母をモチーフに作品を作り発表もしていたが、母の死後作品制作にはとんと興味を失う。
帰国後医者をしながら興味を持って見ていたのは、アートマネージメントという分野だった。
どうしたらもっと写真や現代アートの持つ魅力を一般大衆(特に日本の)に伝えられるか、同時にビジネスとして成り立たせられるか。その分野を開拓してみたいという気持ちがむくむくと強くなり、ギャラリーを開設することを決意。
2002年秋
奈良の路地奥に古い長屋が売りに出されているのを知り見にいくと、アートスペースとしてのインスピレーションが怒濤の如く湧き出て、買うことを即決。
ただし自分の中に運営のノウハウが全くないことを自覚し、パリの写真専門ギャラリーに一年の研修を申し込む。
受け入れが決まり、再度医者をやめ(今後一切医者に戻ることはないだろう。)2003年9月から一年間ギャラリー業務を見学させてもらう。その期間に多くのアーティストやジャーナリストと知り合う。
2004年秋 帰国。
早速古長屋の改装に取りかかる。コンセプトとギャラリー名は「OUTofPLACE」(場違い)。
既成概念と偏見を取っ払い、未だどこにも属さない異種異文化の交配をリアルタイムに臨見(注:僕の造語)したい。また、現代思想家エドワード・サイードの自伝のタイトル「OUT
of PLACE」から拝借した。その本の副題「どこか遠い場所の記憶」に、痺れたのだった。
2005年3月17日、Gallery OUT of PLACE開廊。
この一年はヨーロッパで知り合った作家を奈良で紹介するという方向で展覧会を企画開催してきたが、今後は日本で知り合った作家たちを日本はもとより世界に向けて紹介していきたい。作家がここを通過することでさらに進化を遂げ、観客がここを往復するうちに世界観が変化し、僕自身がここを操縦することである種の至福感をあじわえるトポスでありたいと願っている。