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山中漆器 たに屋

 

 知人のインダストリアルデザイナーが海外のデザイナーに『応量器』をプレゼントして喜ばれたとの話をきっかけに、どうしても『応量器』を見たい、触りたいと思いました。
タイミングよく石川県のデザインセンターを通じて「たに屋」にたどり着くことができ、今年3月には石川県加賀市の「たに屋」の訪問が実現して、応量器を始め数々の漆器に触れながら小谷口さんご一家に漆器の色々をお聞きすることができました。

 漆製品は工程ごとに分業でひとつの製品が出来上がります。
木地、下地、下塗り、とぎ、上塗り、蒔絵等の職人さんの手を経て完成します。
1979年12月、こうした職人さん達を集めて物作りの集団“たに屋会”を主宰。
「たに屋」の小谷口 隆さんは「たに屋会」の代表として漆製品の企画と製造の管理をされています。

 「たに屋会」は小谷口さんが率いる漆製品の工房と考えたらよいだろう。
彼はプロデユーサーとは名乗らない、カタカナではしっくりなじまないようです。
棟梁みたいなものか?

 また、1978年10月には石川県クラフトデザイン協会に入会し分野の異なる作り手たちと切磋琢磨し協会の運営にも深くかかわっています。
国産の漆製品がどうすれば現代の生活になじみ、品質を保ちながら普及できるか今日も奔走されています。これからも棟梁 小谷口さんの活躍を大いに期待したいところです。

Arts & Crafts Cita Cita
有川春代



小谷口 隆さん

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