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作品「器のように‥ 非器のように‥」
500w×310d×320h |
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21世紀の和食器
昨年の春、柳原さんがテンション高く「21世紀の和食器を作る」と発言した。
私も大いに乗って、相槌を打ち更に後日「期待しています」と、手紙を送った。
柳原睦夫の作品は1970年代から現在に至るまで大きく変化してきた。
もちろん1970年以前に遡ることはできるが、私がリアルタイムに見ることができた時代が1970年代半ばであることからその変化をその時代の空気とともに見てきたと言える。
彼は陶芸を家業とする家の出身ではない。彼は優れた美術品を見て、実際に触れ、日常の暮らしの中で使うという恵まれた環境の中で育ったと聞く。それらの生活環境は彼に芸術作品を見る眼を養っただろうし、創造する芽と思想を育てたであろうことは想像に難くない。
そして京都美大(現 京都市立芸術大学)で陶芸を学び富本憲吉、近藤悠三の指導を受けた。また1966年のワシントン大学の招聘による渡米とアメリカの学校で陶芸を教えることから数度にわたるアメリカでの陶芸指導を経て1974年に帰国するまでのアメリカ体験はその後の柳原作品に多大の影響を与えていることは言うに及ばない。
日本的な陶磁器のモチーフを避けるような「青空と雲」の時代また、銀の稲妻模様、金、ピンク、黄色などのカラフルな作品を経てオリベに至る今、21世紀の和食器の入り口に立つのである。
今まで挑戦的な作品を作り続けてきた柳原がどのような食器を見せてくれるかかなり楽しみである。
今回は数ある作品の中から銀彩を中心にご紹介します。
粋で楽しい21世紀を感じさせる作品を楽しく使いこなして遊んでいただきたい。
Arts & Crafts Cita Cita
有川春代
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