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アートワーク

2008年 早春

Kristina Marから新作が届きました。
彼女は今回の作品を「器だけれど単なる器ではない」と、言う。
オブジェを作る感覚で食器を作っているようだ。
陶磁と石膏、ガラスの組み合わせから変化を重ねて今回のガラスに至る、春・夏にふさわしい透明感あふれる作品である。
彼女は表現手段を模索しながら、世界に向けて挑戦を続けており2008年はベルギーでの発表を予定している。
彼女の思想から生まれる造形・デザインを卓上で楽しんでいただきたいと願っています。

Arts & Crafts Cita Cita
有川春代

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Kristina Mar 2008年新作

 

2006年 春…KristinaMarの花器

KristinaMarの作品を最初に見たのは2000年の岡山のギャラリーエスプリヌーボーの個展会場でした。それらの作品は私が今まで見てきた陶磁器とは全く違う印象のものでした。繊細だけれど野趣に富み、器としての実用性はあるがオブジェとしての存在感のある新鮮な作品でした。

彼女がポルトガル人で日本に陶磁器を学びにきたというバックグラウンドは知っていました。その時の作品にもポルトガルをイメージさせるものは少なからずありましたが、さほど強烈なものではなかったように思います。しかし、その後の作品にはポルトガルを思わせるデザインが随所に見られるようになりました。

KristinaMarが生まれ、育ったポルトガルの土地や文化から影響を受けたであろう色や形がのびのびと表現されるようになり、KristinaMarの作品を特徴づけるようになりました。2003年の大阪・ギャラリー白での個展のときの作品の中では<掛け花入れ>は会場を圧倒するものでした。作品は器が多く、大ぶりなボールは大胆で美しいものでしたが、数点の<掛け花入れ>は存在感のある一輪挿しで、石膏と陶土との組み合わせで作られたユニークなものでした。

個展会場で彼女のお父さんが石膏を扱う仕事をしていたことや、石膏工場が遊び場だった、という話を聞くと「なぜ石膏なんだろう?」という疑問が晴れたことを思い出します。KristinaMarは彼女の生まれた環境から影響を受け、育まれた造形と美の感性が現在の作品に結実しているものと思われます。

それから約2年、やっと念願の掛け花入れをご紹介できることになりました。オブジェとして見ていただいても、本来の一輪挿しとして使っていただいても楽しめる作品です。

一輪挿し「Reflection」は今年、第7回国際陶磁器展 美濃で銅賞を受賞したインスタレーションと同じシリーズの作品です。

Arts & Crafts Cita Cita
有川春代