IKUOのコスチューム・ジュエリー
IKUOの作品をはじめて見たのは10数年前、京都・法然院の展示会場でした。
当時、彼の作るアクセサリーは私の目にはとても新鮮に映り、また京都の寺院で発表するというのもユニークだった。
今年の冬、MoMAのデザインストアに立ち寄った折りストアのスタッフの女性から襟に留めていたIKUOのブローチについて質問されIKUOという日本人デザイナーのものであると返事した時は相当うれしかったですね。
IKUOは製作・生活の拠点をフランスに持つ作家でパリでの春・夏、秋・冬のコレクションに合わせてシーズン毎に作品を発表しています。
女性にとってジュエリーは自分を表現する手段として大事なツールです。
IKUOは1点ものの作品をのぞいて自分の作品をコスチューム・ジュエリーとよんでいます。
つまりデザインは同じでも使用する材料でジュエリーかコスチューム・ジュエリーに二分されるわけです。
ステイタスとしてアクセサリーを楽しむにはジュエリーが必要だし、自分のアイデンテイテーを表現したりファッションを楽しみたければコスチューム・ジュエリーとなるわけです。
コスチューム・ジュエリーはデザインを楽しみファッションに合わせ、ファッションの一部として楽しめるアクセサリーです。
IKUOの使う素材は多様です、金、銀、銅、真鍮、樹脂、ベネチアンガラス、七宝などなど。
IKUOの頭と感性から生まれてくるすてきなデザインのファッションジュエリーをご紹介いたします。
今回は特にベネチアンガラスを流し込んだネックレスがシンプルなトップスをカジュアルにも華やかにも演出するものと思います。
IKUOのムーランのアトリエ

パリから南300Km、ブルボン地方メイエ村に100年以上経つと思われる農家を改造し、田舎家としてアトリエとしてパリと半々の生活をしている。年2回のIKUOコレクションをはじめ、アクリル、シルバー、1点ものジュエリーなど年間1000点余りのデザイン、原型制作からサンプル作りまでをまわりは羊と白いシャロレー牛の牧場のみという環境の田舎で創り出す。
何の手も加えられていない自然の風景を見ながら仕事をすることが、次々と泉のごとく湧き出るアイデアの源だと、彼は言う。
Arts & Crafts Cita Cita
有川春代
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